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謹賀新年2019

2018/12/31 (Mon)

2019年賀(会社)-40

あけましておめでとうございます。
昨年一年を振り返り、2018年と言う収穫年を言葉に表すならば「猛暑」と言う言葉に尽きるでしょう。
豪雨や雹、気候変動も激しく、農作業も例年以上に過酷であり、暑さの影響はワインの品質にも影響しそうです。
それでもリュードヴァンのスタッフは一生懸命に抗い、2018年を乗り越えて来ました。そんな頼りになるスタッフ達に感謝しております。

そして振り返れば葡萄を植えて今年で14年目になります。思えばその歩んできた月日の長さだけ応援してくださった方々の数は計り知れず、初めての葡萄の定植の頃にお手伝いしてくださった方々や、出資してくださる方々を探しているときに出会った方々など、久しぶりに声をかけてくださる機会も多く、改めて多くの皆様に支えられてきたことに感謝しております。

昨今、この東信地域は勿論、全国に多種多様なワイナリーが生まれています。多様性こそがワインの文化でありますが、その中には長く続くものもあれば、当然消えて無くなるものも有るでしょう。当社は幸いにも今年でワイナリーが出来て10年目を迎えます。リュードヴァンが目標としてきた世界観の実現も、ようやく道も半ばに差し掛かった感じもします。そしてこれからの10年はいよいよその世界観を完成させなくてはならないと思っております。

この仕事はこつこつと一年一年の繰り返しではありますが、その世界観の実現の為には、その基礎と成る創業時のヴィジョンの上に今現在行うべきプロセスを積み重ね築き上げて行かなくてはなりません。仮に10年後がその世界観の完成型であるならば、その完成型が傾かないように「2019年」と言う年も強固に積み重ねて行かねばなりません。

そしてもう一つ重要なことはワイナリーとしての基本、日々お客様へより良い品質でワインをお届けすることです。
この仕事をしていて最も幸せを感じる時は瓶詰めの瞬間です。良いワインが出来たと時、それは瓶詰めされたワインの数だけ、それを開けてくれるテーブルの数だけ、何百、何千と幸せな空間と時間があると思えるからです。だからこそ、どんなに厳しい天候気候であろうが頑張らねばならないし、頑張ることが出来るのです。

今年も先ずはソーヴィニヨン・ブランから、シャルドネ、そしてデザートワイン ヴァンドゥー・ココなど、順次リリースして行く予定です。

スタッフ一同、本年もよろしくお願いします。

Rue de Vin 小山英明