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レザミ・コレクション

2016/02/03 (Wed)

レザミ・コレクション 新シリーズの発売です。

「ペティアン・ロゼ」と、

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「ポワレ」の2種同時発売です。

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これらの商品は、ブドウやリンゴ、西洋梨などを栽培している「友人」から提供していただいた果実(即ち自社農園産以外のもの)を使って醸造したものの中から、”レザミ・コレクション”として新シリーズ化することとなりました。
あくまでもレギュラー商品ではなく、いろいろな事情で友人から引き取った果実や、実験的なものであったりします
勿論、これからもリュードヴァンブランドの基本は自社農園産ブドウであることに変わりはありません。
信頼できる友人”Les Amis”から…だから”レザミ・コレクション”。

先ずは「ペティアン・ロゼ」から…

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こちらの商品は巨峰をベースに、少量のメルロ、ピノグリ、アリゴテをブレンド。微発泡性の辛口のロゼです。
スタンダードのシードルと同じ、メトードリュラル製法。瓶内二次醗酵による酵母がわずかに残っています。テーブルワインとして気取らずに飲んでください。

東御市産巨峰を使用。

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少量のメルロと、

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ピノ・グリと…、

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…、アリゴテを混醸したワインをブレンド。

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そして「ポワレ」

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こちらはシャンパーニュ製法を導入。瓶内二次醗酵からルミアージュ、そしてデゴルジュマン。味わいを調整して、見た目のみならず、香りまでも、「美しい」商品に仕上がりました。

原料は、長野県千曲市産の西洋梨。

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こちらは、原料も極少量のため、ネット通販とワイナリーでの販売のみ。

 

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瓶内二次醗酵後、ピピュトルで丁寧にルミアージュ。

 

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そしてデゴルジュマン。

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きめ細やかな泡。

 

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美しく輝くその色調は、フレッシュな白ワインよりも濃く鮮やかな黄金色。
西洋梨ならではの色です。
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レザミ・コレクションから思うこと…

夜中のリュードヴァン。
通りを照らす電燈はここがワイン通りであることのサインです。

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当ホームページ、ABOUT USから、

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全ては私達の葡萄畑とワイナリーに通じる一本の通りRue de Vin から始まります。やがてこの通りにはレストランやオーベルジュが現れ、私達の次にもまた新しいワイナリーや葡萄農家が誕生する。それはまるで点と点が繋がって線が出来るように、「ワイン通り」は延びてゆくのです。

レストランは野菜や肉、乳製品などを通じて近隣農家とも繋がりを持ち、食を中心にお互いを必要とし生きてゆける環境へと派生して欲しい。
食料自給率の低下、地産地消、食の安全、農業離れ、国や誰かに何かを期待するのではなく、自らが始めれば良いだけのこと。豊かな食のある暮らしはきっと都会人への憧れともなるでしょう。
地域に暮らす人々自らが主役であり、私達はワインを通じてこの地域の食文化の繋ぎ役として、彩として存在したいのです。
生涯、そして次の世代もまたその次の世代も当たり前のようにワインを造って暮らせる環境が、一本の通りから始まりますように…。********************************************

こんな思いで耕作放棄され雑木林と化した農地を整備し、ブドウを植えてきた10年間。これからもリュードヴァンブランドの基本は自社農園産ブドウであることに変わりはありません。
しかし、同時に近隣農家との信用と繋がりが生まれ、そのような中から
既に商品となっている秀果園様とのコラボレーション、「巨峰スパークリング」が生まれ、そして今回の商品「レザミ・コレクション」が生まれました。

また今、醸造所の中では、東御市内でのワイナリー開業を目指す、「ぼんじゅーる農園」さん、「アパチャー・ファーム」さん、「シクロ・ヴィンヤード」さんの委託醸造のワインも間もなく瓶詰めの時が近づいています。

食の世界では10年前、この地に来たばかりの頃には存在しなかった、上質なフレンチ、イタリアン、和食のレストラン。今ではリュードヴァンのワインとのマリアージュが楽しめます。

一本の「ワイン通り」からワインと共に暮らして行ける環境になって欲しい。10年経って、今この思いが確実に形となってきていることを実感します。
そしてこれからの10年はもっとドラスティックに、私たちを取り巻く環境は変化するでしょう。地に足の着いた世界の実現。生産から消費まで一体となった美食の町へ、食のある環境を求めたワインツーリズムへ。

レザミ・コレクションから、またリュードヴァンが広がって行きます。