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苗木の定植作業と、巨峰のスパークリングワイン。

2015/04/13 (Mon)

春の葡萄の苗木の定植シーズンですが、平日は瓶詰め作業などに追われています。そしてこの度、春のアウトドアにピッタリのスパークリングワイン、「Rue de Vin 巨峰スパークリング」が新しくなりました。是非、お花見に、ピクニックに連れ出して楽しんでください。
また、価格も従来よりも大幅にお求めやすくなりました。

東御市の巨峰農家、秀果園さんとのコラボレーションワインです。美しいロゼ、ほんのり甘さを感じるスパークリングワインです。

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4日の定植の様子。
ボランティアの皆さま、東御に着いたら雨が降っていなくて驚かれていました。

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初日は250本のソーヴィニヨン・ブランを定植。

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楽しそうですね。

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お昼は葡萄畑でピクニック。新しい巨峰スパークリングワインのお披露目です。アウトドアにピッタリです。

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こちらは当社スタッフ用の贅沢賄いです。
ピクニック用に、ポテトサラダ、ベーグルサンド、鶏肉の煮込み、野菜のキッシュ、ファーブルトン。
ボランティアの皆様にもピクニックランチの予約も受けております。

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一日作業を終えて、記念撮影。
ありがとうございました。

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例年よりも濃い色調と巨峰の特長が出ていますが仕上げで味わいの調整が出来るシャンパーニュ製法によって、バランスよく仕上がっています。

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リュードヴァンのカフェとHPショッピングサイトでは3500円で販売しております。

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大幅に価格を下げることができるようになったのは、仕上げ工程の機械化によるもの。ジャイロパレットによるルミアージュ。

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美しいロゼ、ルミアージュの終わった状態です。
瓶内二次醗酵の酵母が瓶口に溜まっています。

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ちなみにこちらは、昨年までのピピュトルを使ったルミアージュ。
丁寧な手作業が必要となります。
勿論、小ロットのスパークリングワインには今でもピピュトルを使用しています。

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昨年の東御市は度重なる雹に見舞われ、たくさんの農作物に被害が出たようです。ワイン用の原料葡萄ならば例え雹にたたられても傷さえ塞がり腐りが入っていなければ問題ありません。しかし、巨峰などの生食用の高級フルーツでは途端に商品価値が落ちてしまいます。
そのような時、ワイナリーとして出来ることはできるだけ葡萄を引き受けてあげること。幸い当社ではスパークリングワインの量産に向けてジャイロパレットや電動コルカーを導入したため、予定より多くの原料を引き受けることができました。
シャルドネやメルロなど、ワイン専用品種に関しては自社農園産100%の当社ですが、東御市においてワイン用葡萄の可能性も歴史ある巨峰の栽培があってこそ見いだされたものです。
そして同じ東御の産業として協力し相乗効果が見込めればと醸造を引き受け、試作品の開発を含め4シーズン目の秀果園さんとのスパークリングワインです。本格生産へと設備投資をしたところでの雹での被害、早速お役に立てたようでした。
ワイン専用品種にはない、日本人への親しみやすさがある巨峰のスパークリングワインです。将来、巨峰のスパークリングワインが東御の誇る産物として成長してくれたらと、自社農園のソーヴィニヨン・ブランの苗木を定植しつつ、想いを膨らませていました。