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2017年ダイジェスト。夏

2018/01/09 (Tue)

7月、緑が最も美しい季節。
当社の葡萄の中で最も成長の遅いソーヴィニヨン・ブラン。成長点がまだ最上段のワイヤーに届いていません。

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そして最も成長の早いシャルドネははこの通り。

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最上段のワイヤーを超える成長点をカットします。

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すでに葡萄らしい房の形状が整ってきました。

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花壇も夏の花がちらほらと。そして花壇越しに見えるのがカベルネ・ソーヴィニヨン。
けっこう勢いよく成長しています。

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初夏、そろそろ短期熟成タイプのワインは樽出しの頃合いを迎えています。

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瓶詰めのセッティング。

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フランス製のボトル。微妙な良い色調のボトルです。

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メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンなど、ボルドー系の単一セパージュの瓶詰めです。
通常ならば、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした”ドゥー・ローブ・ヴィオレット”はさらに数ヶ月樽で熟成させますが、2016年ヴィンテージは欠番となりました。

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詰めた瓶の数だけ、各々その後の物語があると思うと感慨深い心境になります。

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8月、区画によってはマメコガネが猛威を振るいます。

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葡萄畑は人が作り出した人為的な環境です。荒れ果てて雑木林と化したかつてのリンゴ畑も、開墾すると言うことは雑木林の環境を一度破壊すると言うこと。
一度破壊された土地からは、我先にと様々な植物や昆虫が繁殖を競い合うように猛威を振るいます。人が関わった自然は生態系が落ち着くまで人が手を差し伸べなくてはなりません。生き物と共に時間をかけて関わって行くのが農業なのだと実感します。

8月始め、ピノ・ノワールももうしばらくすると色づく頃です。

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上へと伸びた蔓の成長点をカットしてしばらくすると、横へ横へと脇芽の成長が始まります。

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脇目の成長点をカット。2回目の摘心を終えると、葡萄畑らしい美しい垣根畑の景色がよみがえります。

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看板カーの向こうにも2回目の摘心を終えたカベルネ・ソーヴィニヨンの垣根が美しくワイナリーの景色を飾ります。

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8月の中旬から下旬にかけて、いよいよがベレゾンがはじまります。
ピノ・グリ、なんとなく奥ゆかしさのようなものを感じる淡い色調の変化です。

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ピノ・ノワールも色づきが始まりました。

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緑が最も濃い季節です。

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花壇の花も春から秋までまんべんなく咲かせるのは大変です。
この真夏の時期に花を絶やさないようにすることが意外に難しいですね。

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そんな真夏に、久しぶりに東京で仕事をしてきました。

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冬に患った病気からようやく回復して、東京の街を元気に歩けたこと、皆様の前で仕事ができたことは嬉しいことでした。

講演開始直前、棚の上に並ぶリュードヴァンのワイン達。

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リュードヴァンのワインの裏ラベルには基本的に法律上必要なもの以外の説明は記載しておりません。それはワインの味わいとは説明することではなく、感じていただくものであるとの考えからです。

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だからこそこのような場ではワインの説明・テイスティング講座のようなことには時間をかけず、リュードヴァンの存在する理由、世界観のようなものを、未来に向けて過去から現在まで何をどのように取り組んできたのかを説明させていただいております。

ワイナリーに立つ標識風の看板。ブルゴーニュの特級畑街道の標識を模したものです。

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葡萄品種は勿論、ワインの味わいも、そのスタイルを西洋の、そして特にフランスのそれらをリスペクトしたものです。それは「模倣:似せて作る」とか、「コピー:そのままの写し」とか、「パクリ:本家を装う」とかではなくすべてリスペクトしたもの。

そしてリスペクトの中に揺るぎない品質を実現し、そして同時に自分たちらしさが見えてきたときに、はじめてオリジナルと呼ぶことが許されるのではないのかと思うのです。
手本を見て、何度も模写を続けて上達して初めて見えてくるものがあるのです。

好きでフランス製の自動車に乗るのも、その彼らの気持ち、生き方、精神などを理解できるような気がするからなのかもしれません。

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葡萄畑から見える北アルプスの夕焼けが好きです。名前こそアルプスとこちらも模倣?のようですが、明らかにこれも本家をリスペクトしたもの。しかしこの地でしかないもの、日本らしさが当然そこにあります。私たちのワインもここでしか表現できない味わいであるということを、十二年間この地で葡萄を作り、ワインを造ってきて、自信を持って言えるようになりました。

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9月に入ると、毎年第一土曜日は恒例の東御ワインフェスタが開催されます。

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スタッフにとっても年に一度の楽しいイベントです。

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今の時代、ワインフェスタは数あれど、こんなにも心から楽しいイベントはありません。

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いい笑顔です。
そしてこのイベントが終わると、二か月に及ぶ収穫・仕込みのシーズンが控えています。

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収穫・仕込みのシーズンは長かった半年間の葡萄栽培の集大成であり、嬉しさや楽しさ、苦しさや、高揚感、緊張感に、蓄積する疲労、やる気に根気…、そんなものが一気に訪れるカオスのような季節であり、まさに頑張りどころなのです。

しかし収穫に訪れてくださる皆様と一緒に作業をしたりピクニックができるということは、それがいかに毎年のこととは言え、私達自身にとっても最大の喜びを共有できる貴重で素晴らしい体験をさせていただいているということなのです。
そしてそんな皆様が少しでも葡萄畑でゆっくりと楽しんで頂けるようにと、見晴らしの良い区画二か所にベンチも設置しました。そして好きな時にピクニックしていただけたらと思っております。

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そして収穫前の最後の仕事、収穫への逸る気持ちもを抑えながら獣害防止のための電気柵を張り廻らさなくてはなりません。狸やハクビシンから葡萄を守らなくてはなりません。
先ずは伸びた草が電線に触れると漏電による電圧の低下につながるため、事前に徹底した草刈から始めます。
古い乗用草刈り機で出来るだけ短く草を刈ります。

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そしてナイロンコードで地表が見えるよう残った草を吹き飛ばします。

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グラスファイバー製の支柱を設置して、

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いよいよ電線を設置してゆきます。収穫を目の前にしてもまだ根気のいる仕事は続きます。

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リュードヴァンの葡萄畑は段々畑、法面の多い葡萄畑です。
体力と根気のいる仕事の少しでも助けになればと、法面の草刈りも多目的作業車を導入してできるだけ機械化を試みています。

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樹間の草刈り、摘心作業、法面の草刈り、苗木植えの穴掘り、雪かき、薪割り…、と正にマルチに活躍してくれる多目的作業車です。

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多目的作業車のシート。猫の昼寝にも有効活用されています。

そして2017年ダイジェストもいよいよクライマックス、秋の収穫シーズンに、つづきます。