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慌ただしい3月を乗り越えて / ラベルに込めた思い / (Chardonnay2012発売のお知らせ)

2013/03/26 (Tue)

Chardonnay (シャルドネ) 2012が発売になりました。
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厳しい寒さの続いた冬と、早い春の訪れに 季節の揺り戻しが大きかった今年の3月。
剪定作業も終了し、世間的にはワイナリーは一息できる季節なのですが、こんな時に限ってイレギュラーな仕事が舞い込んでくるものです。
 
とにかく次から次へと取材や各種相談事、会議や講演、ワインスクールの仕事・・・etc.
この時とばかりに依頼が舞い込んできます。
 
 
3回3会場に渡って地元公民館で開催された東御ワインクラブ主催、東御ワインスクールの模様
市民と近隣住民を対象としたワイン講座。ワインの楽しさ、味わい方の秘訣を体験します。
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東御市内のワインを使っての比較テイスティング
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贅沢なラインナップも地元主催ならでは。
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地域の人たちに、少しでもワインを身近に感じて頂けたら幸いです。
 
 
そして、イレギュラーな仕事の合間を縫うように、スパークリングワイン系の仕事も山積みでした。 
 
スパークリングワインの仕上げができるのも寒さの残るこの季節が最後のチャンス。
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3年越しで製品化目前の本格スパークリングワインや、
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新たな試みである巨峰のスパークリングワインも仕上げなくてはなりません。
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こちらは一次醗酵中のシードル。
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そしてシードルの壜詰めまで何とかやり繰りして、
 
 
ようやく予定どおりシャルドネの壜詰め作業を行いました。
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フランス製の壜。
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ポルトガル製のコルク。
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そして、日本のリュードヴァンのワインを詰めます。
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ゲージに積み込み、
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セラーへ。
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2011ヴィンテージワインも残り少なくなり閑散としてきたセラーに、2012ヴィンテージワインが順次、充ちて行きます。
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ラベルも届きました。
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セラーで寝かされたのもつかの間、届いたラベルを貼って、
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イタリア製の封蝋でシールをして完成です。
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今や立派な基幹商品として成長したシャルドネ。
初めての苗木を定植したのもこのシャルドネです。正にリュードヴァンの原点なのです。
 
まだ、ワイナリーが実現出来るどころか、葡萄栽培すら継続できるのかも分からない状態で始まった2006年当初、既に長野県内の各地で栽培・醸造に成功していたのがこのシャルドネ。
多様な環境に適応し、その土地ならではの個性を美しく映しだす能力に長けています。
そして私達が初めて苗木を定植をするにあたり、言わば失敗のリスクが最小ともいえたのがこの品種なのです。
 
そして2007年、初めて委託での醸造によって出来上がった、たった223本のワインの出来は素晴らしく、他の産地ではなかなか体験出来ないような、華やかで甘い香りのする、ミネラルと酸味の豊富な素晴らしいワインが出来上がったのです。
 
ラベルを制作するにあたり、お手本とすべきフランスのワイン文化に敬意を払い、Rue de Vin という社名の通り、どこかフランスの香りが漂うデザインにしよう。
しかし、フランスのワインのラベルの真似であってはならない。それは彼らのラベルは彼らの歴史と伝統によって成り立つものだからなのです。
ボルドーのようにシャトーが自らのアイデンティティであったり、西洋風の紋章を作るのにも不自然さというのか抵抗がありました。
 
ならば私達のアイデンティティとは何か、このワインのラベルに込めるべきものは何なのか。そう考えた時、ラベルはワインを飲む前に飲み手に活字としての情報を与えるだけでなく、東御市という未知のワインのニュアンス、香りや味わいのエッセンス、この土地の空気感をもイメージで伝えられる手段だと考えたのです。
 
ラベルのカラーリングは、日本の伝統色から 「憲法色」 が選ばれました。
落ち着きと気品と重厚感のある色調は、ここの葡萄畑の眼下に広がる日本の農村風景に自然と溶け込む色調であり、穏やかな優しいシャルドネを表現するにも最適だと考えたのです。
 
そしてラベルを一周するように連なり、刻まれた象徴的な記号は、ここで感じる空気感、山や木々や小動物、風や太陽の恵みなどを表現したものなのです。
未知のワイン、歴史も伝統もないワイン、そのアイデンティティはここから感じる空気感を表現しようと努め出来上がったのがこのシャルドネのラベルなのです。
 
リュードヴァンのロゴとここの世界感を象徴する記号たち。
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今やリュードヴァンを代表するワインへと成長し、その後に登場する製品にもリュードヴァンの文法は適用され、ソーヴィニヨン・ブラン、メルロ、ドゥー・ローブ・ヴィオレット、シードル、ポム・ドール、そしてスパークリングワインへとラベルに込めた理念は継承され広がっています。
 
 
Chardonnay シャルドネ 2012
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2010ヴィンテージの欠番を除いて5回目のリリースとなります。
今回の出来も素晴らしく、いつも通り、シャブリを連想とするスタイルに変更はなく、しかし近年の出来では一、ニの美しいワインに仕上がっています。
是非、リリースしたてならではのフレッシュな状態を楽しんでみて下さい。そして残りのボトルは数年寝かせて熟成した頃にまた目覚めさせ楽しんでみてください。
きっとシャルドネらしい素晴らしい熟成感が味わえると信じています。
 
 
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Cafe Rue de Vin (カフェ・リュードヴァン)
 
土曜・日曜のみ営業 
AM10:00~PM5:00
〒389-0506 長野県東御市祢津405
Tel : 0268-71-5973

 
リュードヴァンの所在地は、地図検索サイトNAVITIMEでも表示されます。
クリック、⇒ NAVITIMEで検索 「リュードヴァン」
 
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㈱リュードヴァン
〒389-0506 長野県東御市祢津405
Tel : 0268-71-5973 Fax:0268-71-5983
e-mail : info@ruedevin.jp
 
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