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巨峰スパークリングワインの仕上げ作業。

2015/03/18 (Wed)

春の声が聞こえてくると、

巨峰のスパークリングワインの仕上げを行います。

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試験製造から含めて4回目の醸造となります。葡萄の作柄の違いがワインの味わいの違いとなってあまり出にくいことと、炭酸ガスに満たされてほぼ瓶内熟成が進まないこともあり、通常のスパークリングワインと同様、ヴィンテージを表記しないスタイルをとっております。

しかしなんと、今年の製品は平年の製品と比較して、とても濃い色調のロゼとなりました。ヴィンテージ表記はありませんが、明らかに2014産であると分かるほどです。

昨年の製品から綺麗なロゼの色調が見て取れるように透明瓶を使用するようになりました。

Rue de Vin と秀果園の協力で生まれた Kyoho Sparkling

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整然と円を描くように並べられ

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瓶口の酵母を凍らせます。

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栓抜き作業。凍った酵母の部分を取り除きます。

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抜き取った氷の部分、目減り分を調整します。

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電動コルカー、今シーズンから投入です。

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金具を巻いて、コルクを固定。

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4月頃には発売予定です。

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昨年の東御市の天候は寒い夏と雹に悩まされました。

特に雹による被害は巨峰農家を中心に大きなものとなりました。

生食用がメインの巨峰にとって、雹による房の傷は商品価値を低下させてしまいます。しかしワインの原料であるならば、雹による多少の傷も塞がり治癒していればまったく原料としては問題はありません。

こんな年だからこそ、巨峰の町、東御の巨峰農家の力になれればと予定よりも多めに葡萄を引取り、仕込みを行いました。

葡萄は勿論、東御市の歴史ある巨峰農家、秀果園さんの巨峰を使用しております。

もうそろそろ春のお花見のシーズン。

春らしいピンク色のロゼでもいかがでしょうか。