巨峰スパークリングが味わいもリニューアルしました。
泡立ちも美しいロゼスパークリングワインです。
作業の様子。初夏にぴったりなロゼ・スパークリングワインとして、NHK 「おはよう日本」 でも紹介していただきました。
伝統的なシャンパーニュ製法。
ネックフリーザで瓶口のオリを凍らせます。
ドサージュ。
スパークリングワイン用のコルク。
ミュズレ。
手回しでミュズレのワイヤーをかけてゆきます。
キャップシール作業も…
ほとんどが手作業によるスパークリングワイン造り。
美しく、きめ細やかな泡と、甘味はごくわずか、食事との相性も良い本格スパークリングワインです。
実は今回取材していただいた仕上げ工程の直前に、ルミアージュ・動瓶といわれる工程があります。
ほとんどの工程を手作業に頼る中で、手間のかかる工程の一つを、機械化しました。
今回のロットより価格の見直しを行い、小さなハーフボトルにも対応できるようになりました。
初夏にぴったりなロゼ・スパークリングワインです。
原料となる葡萄は、東御市和(かのう)地区の歴史ある巨峰農家さんの「秀果園」の巨峰を、リュードヴァンの為にだけ、特別に栽培していただいております。
フルボトル・750ml 2900円(税込み)
ハーフボトル・375ml 2000円(税込み)
当社HPからも購入できます。 https://ruedevin.jp/
「巨峰スパークリング」裏話。
秀果園の渡辺社長から、巨峰でワインを作れないかと相談をいただいたのが、2012年のこと。
その時は「巨峰ではなかなかおいしいワインは作れないから、やめたほうがいいです。」とのことをお伝えしました。
一般的にヨーロッパで栽培されているワイン用の葡萄は醗酵によって、香しい香りや美味しさが引き出されるのですが、日本で栽培されている生食用の葡萄のほとんどは癖のある香り、所謂「フォクシーフレーバー」と言われる類の香りが出てしまい、どうしても食事と共に味わうには少々料理と喧嘩をしてしまうことが多いのです。
そんな話をした後、渡辺社長はそれでも、栽培でできることはありませんか!?と。
通常プライドの高い巨峰農家さんならば、「シャルドネ?メルロ?そんなのよりも、俺の巨峰を使えば日本一のワインができるぞ…。」と、いつもこんなやり取りになってしまうのですが、渡辺社長は違いました。「栽培でできることならば何でもしますよ…。」と。
この方、ほんとのプロだと思いました。
そこから、フォクシーフレーバーを抑え、ワインにとって重要な上質な酸味を高め、さらに、生食用の規格外の葡萄ではなく、ワイン専用として栽培していただくためには正規の価格で取引をする。
そのための栽培方法の合理化など…。様々な実験的な取り組みをしていただきました。
ワイン用として栽培方法で工夫していただき、原料として最大限上質な葡萄を提供してもらえば、そこからはリュードヴァンの仕事です。
できることは上品な一次醗酵と、シャンパーニュ製法を応用することで、味わいの「格」を上げること。
美味しくないものを少しでも美味しくするための方法の一つは、「泡ものにする」ということ。
気の抜けたビールは美味しくなく、リンゴのシードルも泡があってこそ。
だからこそ、巨峰も泡ものにする!
シードルのように瓶内醗酵をさせたままではなく、シャンパン製法を導入することで、味わいの調整を図ることで、より上品な味わいに仕上げることができるのです。
このようにして巨峰栽培のスペシャリストの秀果園さんと、リュードヴァンのヴァン・ムスー造りのノウハウを投入して出来上がったのが「リュードヴァン 巨峰スパークリング」なのです。