この春、葡萄の苗木を植える御堂地区の新しい圃場。先月末の大雪で作業開始が一週間程遅れています。
測量をして基準となる隅柱の位置を決め杭を打ち、杭を基準に苗木が入る位置を決め、穴掘りと苗木の定植を同時進行で進めて行きます。
地面に播いた草の種も芽吹いて来ました。今年は暖かく、同様に葡萄の芽吹きも早いと思われます。とくにかく作業を急がねばなりません。
測量して石灰で苗木を植える個所に印を付けて行きます。
従来の畑では葡萄の木と木の間隔は1mでしたが、栽培作業の効率を追求した結果今回からは1.2mとなります。
100mメジャー2個を駆使して直角を割り出すと意外に狂い無く位置決めが出来るものです。
緑の筋は圃場の整備時にまいた草の種が芽吹いてきた様子。
穴掘り作業。
エンジンオーガーでの作業は大きな振動が伴います。休みながら交代しながらの作業です。
とにかく広大な圃場です。隅柱を立てる支柱の位置を決めるのも一苦労ですが、済んでみれば直線と弧線の繋がりが美しいです。
続々と苗木の束が届きます。
時間との勝負です。
植え付け自体は一本ずつですが、苗木の定植は今年で15年目、蓄積してきたノウハウを生かしてスピーディに作業を進めます。
堅い粘土質の土壌。しっかり活着して欲しいです。
平年ですと、たくさんのお客様と一緒に定植作業を行うのですが、今年は新型コロナウィルスの影響でスタッフだけで作業をしています。
きっと世の中が落ち着いた頃には今年の定植分の苗木が、広大な圃場の約半分に植わっていることでしょう。
そしてGWを境に小さな芽吹きを見ることが出来るはずです。
とにかく今月中には定植を完了させるべく粛々と作業を続けて行くしかありません。