ワイン会員制度とは他社でいう苗木のオーナー制度に近い制度で、1本千円ほどのブドウの苗木を一度に数千本、時には数万本と必要とされるワイン用ブドウ栽培において、数年後のワインの完成前に大きな先行投資が必要とされることから、多くの皆様から苗木用の資金を調達するという、この業界では盛んに行われている制度です。
ただ、当社においてはどの苗木が誰の苗木なのか?などの特定をせず、苗木以外にも先行投資の多い事業ですので、広くワイナリー経営にその資金を使用させて頂くということから、苗木のオーナー制度とはせず、ワイン会員とさせて頂いております。
そして特徴的なのは会員になって頂いた方への商品の還元の割合が良いと言うこと。
一口3万円で会員になっていただくと、合計3万3千円程度の金額になるまで、毎年ワインをお送りさせて頂いております。勿論送料は当社負担。とてもお得な制度となっております。
そこで、先ほどの通り、先日第一期の会員の皆様に最後のワインの配布を済ませていただいた次第です。
実際には今回で7回目のワインの配布となり、合計金額がきり良く3万3千円になるはずもなく、最終回はスパークリングワインとオリジナルシャンパンストッパーまで付けて実質3万5千円ほど(送料別)になったのではないかと思いますが、これも資金も少なく厳しい時代に大変多くの皆様から応援していただいたことへの感謝の気持ちとして、今回このような思い切ったことをさせていただいた次第です。
そして配布を終えた多くの皆様から、再び会員として継続したいとの要望を頂いております。
通常会員になると、会員になっていただいた翌年にブドウの苗木を定植したと仮定して、ブドウが育ち最初の収穫を終えて始めてワインになる3年後からワインの配布が始まります。
しかし、この度、全ての配布が終了した会員様で再び会員として継続の希望がある方に限り、再び翌年からワインの配布を行うことにしようと思いました。
第一期の会員様でワイン会員の継続を希望する方は、お手数ですが、当社HP上のMEMBERをクリックしていただき、もう一度資料の請求を行ってください。 その時、お問い合わせ内容欄に「継続ワイン会員希望」と記入してください。
今年は始めてブドウの苗木を植えて14年目となります。元は桑畑やリンゴ畑が耕作を放棄され荒れ果てた雑木林だった十二平ですが、毎年こつこつと開墾作業を行い、春には何百、何千のブドウの苗木を植えて来ました。
そして今年の開墾作業を持ってかつては雑木林と葡萄畑が混在したパッチワークの様な景色も、ようやく一つの葡萄畑として繋がります。
ワイン会員として協力してくださっている皆様も、是非見違える程きれいに整備された十二平の葡萄畑にも足を運んでみてください。そして、どの苗木と特定こそしておりませんが、会員になってくださった時に定植をしたブドウの木々に会いにいらしてください。
会員の皆様、今後ともよろしくお願い致します。