苗木の定植ボランティアを募集しています。
4月10日(日),16日(土),23日(土)、予備日として24日(日)。
苗木が無くなり次第終了となりますので、24日は定植を行わない場合がございます。
開始時間 AM9:30頃~。ご都合の良い日、時間にいらしてください。好きなだけ作業して、好きなだけピクニックを楽しんで、あとは自由解散です。
持参するもの
・ 土の上を歩いても良い靴。
・ ガーデニング用などの手袋。
・ ピクニックをされる方は、お弁当&ワインなど。(ドライバーの方の飲酒はお控えください。)
・ カフェレストラン・リュードヴァンでの食事もOK.
・ カフェレストラン・リュードヴァンのお弁当(ピクニックランチボックス)は事前にご予約をお願いします。
・ 信州は日差しが強いです。また風が冷たい日もあります。それなりの準備をしてきてください。
参加される方は、下記メールアドレスまでご連絡ください。
e-mail : info@ruedevin.jp
今年も是非一緒に、信州、東御の春を楽しみましょう。
※今年は苗木の本数が少ないです。いつものように気合を入れ過ぎないように軽い気持ちで作業して、ピクニックやBBQ重視で楽しみましょう。
昨年の定植作業の様子。
シャルドネの定植。昨年はたくさん植えました。(昨年の様子から。)
ソーヴィニヨン・ブランの定植。(昨年の様子から。)
そしてピクニック。(昨年の様子から。)
野外で飲む巨峰スパークリングが心地よいです。(昨年の様子から。)
まだ樹液の流動、「葡萄の涙」も見れるかもしれません。(昨年の様子から。)
標高の高い東御市祢津、4月の後半まで、桜が見れることも。ワイナリー横を流れる所沢川(しょざわ川)沿いでお花見もいいかもしれませんね。(昨年の様子から。)
そして、ここからが今年の様子。現在進行形の作業の様子と、春の便り。
10年前に植えたシャルドネ。今年の定植予定地は…。
反対方向から、つづきの畑をお借りできました。100m超の列になります。
葡萄の樹の様子。今年の剪定方法は全てコルドン形式(短梢剪定)。ギュイヨ形式(長梢剪定)だった枝もほとんどコルドン形式です。
シャルドネの畑。
昨年まではギュイヨでしたが今年はコルドンで剪定をしています。ワイヤーに沿っているのが一昨年の枝。小さく2芽程のところで剪定してあるのが昨年伸びた枝(結果母枝)となります。
理由はこのとおり。昨年伸びた蔓(結果母枝)の傷が分かるでしょうか?
まだ青々とした新梢が伸びている時に出来た傷です。全て雹による被害。
コルドンに変更したのは結果母枝を90度まげてワイヤーに結ぶ誘引作業時に、傷だらけの枝では折れてしまう可能性があるからです。
自然は厳しいですね。
ちなみに、毎年コルドンで剪定をしているピノ・ノワール。
太い枝から幾つもの剪定の跡が見て取れます。逆算すると樹齢が分かります。
ちなみにここに植えらてれ8年が経ちました。
足元に目をやると、小さな花々が咲き誇っています。こちらはメルロの畑。
ピノ・グリの畑の土手にはいつものように蕗の薹。
猛禽も囀る季節、春です。 白いシルエットのノスリ。トンビの次によく観察できます。
他にも、オオタカやチョウゲンボウなども。
ソーヴィニヨン・ブランの畑と雑木林のつづき。ここは毎年、猪に掘り起こされています。
理由はドングリ地帯だから? 獣も活動的になってきています。
地面の緑に対して、葡萄畑の周りを囲むのカラマツの林はまだモノトーンのまま。
しかし、近くで枝に目をやれば、花芽や若葉が発芽しています。若々しい小さな緑に癒されます。
長い間雑木林だったこの区画。有機質も豊富で、他の畑よりも草花が繁茂します。
か細い枝は2年前に植えたゲベルツ・トラミネール。今年から少しは収穫できそうです。
今、ワイナリーから見える麓の葡萄畑ではこんな風景が見て取れます。鶯が囀る竹林と雑木林。
竹林や雑木林とはいえ、かつては桑畑だったれっきとした農地なのです。竹林の下や右隣の段々畑は40年前にリンゴ団地として造成し直したところ。
リンゴ団地も耕作放棄が進み、現在はリュードヴァンの管理する葡萄畑へと再生が進みます。
そして、この春からは、いよいよこの斜面を農地として取り戻すべく、開墾作業が始まりました。手前の地肌の出ているところは既に竹の伐採が終わったところです。
開墾の手は斜面の中へ、急ピッチで伐採が進んで行きます。
今まで開墾して葡萄畑としてきた土地は、雑木林だったとは言え40年前にリンゴ団地として造成し直した段々畑です。斜面の畑とは言え人が耕作しやすいように大々的に手の入った場所での伐採と抜根作業でした。
そして今回は急な斜面と、やや急な斜面が入り組んだかつての桑畑です。なんとか夏ごろまでには伐採を終わりにしたいところ。そして出来るだけ従来の地形を残したまま葡萄が植えられるように整備してゆく予定です。とにかく、葡萄の垣根が一列でも二列でも造れればいい。
段々畑を造ろう。この地に美しい景観を取り戻したい。
急斜面の段々畑といえば、南フランスを思い浮かべます。エルミタージュの丘やコート・ロティの丘。この南を向いた急斜面を小さくても南フランスのような葡萄の丘を連想させる景観に。
来年の今頃は、この急な段々畑で葡萄の定植作業が出来るように、今急ピッチで作業を進めています。今から胸が高鳴ります。これから今年の定植作業だというのに。