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静寂の中

2009/02/24 (Tue)

久しぶりの雪景色。
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晩のうちに降った雪の感触を確かめたくて急いで畑へ向かいました。
このところの春のような陽気はせっかく積もった雪をあっという間に溶かしてしまいます。
東御市はもともと年間を通して降水量の少ない地域ですから、冬の雪もごくわずか。
しかし、今年の冬は雨や湿った雪ばかり。いつもは年に数回程度行う雪かきも今年は0回。
冬の鈍った体にはもってこいの適度な雪かきダイエット?も今年は期待はずれです。
雪に悩まされる地方の方には申し訳ないのですが、なんだか雪が恋しくてなりません。
 
暖かい千葉で育った僕は直ぐに解けて泥だらけになってしまう雪が嫌いでした。しかし信州のサラサラした雪の手触り、ギュッツっと踏みしめる感触は気持ちの良いものです。
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モノクロの世界
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林の中は溶け行く雪に浄化されてゆくような静寂の世界があります。
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今年の苗木の定植予定地。
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一面の銀世界と呼ぶには少々雪が足りませんね。
散策している間にみるみる雪は解けてゆきます。
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地面に目を向けてみると、せわしなく動き回るてんとう虫を発見しました。
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まだまだ落ち葉の裏や石の割れ目で寄り添い越冬していると思っていたのに…
 
 
解けた雪の隙間からオオイヌノフグリとホトケノザが我先にと春を伝えてくれます。
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雪解けの水蒸気の影響だろうか、普段はくっきりと見える蓼科山も霞んで見えます。
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翌日からは剪定作業を開始しました。
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心のスイッチを春モードに切り替えて葡萄畑の一年のスタートを切るとしましょう。
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季節を感じることの素晴らしさ。 
オフィスで仕事をしている頃はここまでワクワク心が高揚したであろうか?
スギ花粉症で春の訪れを感知し、ボヤボヤと暖かい不快な季節と思っていなかっただろうか?
 
今もスギ花粉症は勿論不快だが、以前よりも春の訪れは嬉しく待ち遠しいです。
やはり人は自然の中に身をおいてこそ健全にいられることを実感します。
しかし春の訪れを嬉しいと感じられる程、冬は冬らしい季節であって欲しいと感じます。厳しい冬を乗り越えてやって来る春が信州の自然の豊かさを育んできたはず。
地球温暖化が暖冬の原因であるならば今年の冬を振り返って少々不安に、そして悲しくなります。
温暖化の影響が信州をワイン用葡萄の適地へと変えたかのように言われますが、地球環境が病んいれば元も子もない。
Eco、エコといわれることに慣れすぎて、何一つ実践することも無く流されてやいないだろうか?
マイバッグくらいしか実践していない自分ですが、地球の為に…、なんていきなり思えなくても、自分の大切なものの為に何かできることから始めなくてはなりませんね。
 
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