東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
長野県北部でも大きな被害があり、東御市は大丈夫か？と多くの方々から連絡を頂きました。
こちら長野県の東部に位置するリュードヴァンでは目立った被害はありませんでした。
ご心配頂きありがとうございます。
　
しかしお客様の減少など間接的な影響は当社のみならず、あちこちでも聞こえてきます。
この非常事態に無駄なエネルギーは使用せず、必要な所へ必要なものを届ける事を優先しなくてはなりません。
しかし、幸運にも被害のなかった者は、被災地域の復興協力は勿論、自らの生活においても早く普段通りの活動をしなくてはならない事を実感しています。
　
震災後に、一日だけ臨時休業をいただきましたが、
リュードヴァンでは通常通り、土日のカフェを営業しております。

　
遠くからのお客様はエネルギーの問題が解決するまでもうしばらくかかるでしょうが、せめて近隣のお客様へはリュードヴァンのワインと料理で明るく元気になって頂けるようにとスタッフ一同、励んでおります。

（ある日のメニュー：ローストビーフとパンプキンスープ）
　
　
さて、
今の時期、ひと雨毎に春が近づいてくるとは良く言いますが、ここ東御では3月にもなると湿った雪が降る機会が多くなります。　真冬に都会で降るようなすぐに溶けてしまうような雪です。
　
葡萄畑では時折降る雪の中、剪定作業に追われながら、
近づいて来る春に追い越されないようにと、作業のペースを早めてゆきます。

　
昨年の猛暑の影響は葡萄の木に大きなダメージを与えています。
いたんだ葉でしっかりと栄養を蓄える事が出来たであろうか？
秋までに幹に蓄えた養分は寒い冬を乗り越える為と、春の芽吹きのエネルギーの元となります。
例年にも増して寒さの厳しかった冬を乗り越えられず枯れてしまった葡萄もあります。
また一見無事に見えても芽吹きや開花に悪い影響が出てくるものもあるでしょう。
　
それでも剪定した切り口から浸み上がる樹液を見ると、必死に生きようとする姿に励まされます。

葡萄畑で剪定作業を続けながら、ダメージを受けた葡萄達にこれから、何を、どれだけしてあげられるのか・・・。
そんな自問自答は、被災地の方々への思いとも重なります。
　
葡萄畑のこと、ワインのこと、精一杯な自分の生活の中で、直接的な支援はなかなかできませんが、先日、偶然行逢った友人から彼女の企画する支援活動に参加できないかとのお願いを頂きました。
酒類販売に関する事は許可の関係で少々面倒な手続きが必要だったりもしますが、少しだけでも自分の時間を割くことが出来るならば実行に移す事が大事だと思います。
そしてそれが難しいのであるならば、せめて被災地の方々の事を思い続けることが大切だと思っています。　
　
剪定作業中に地面に目を移してみると、この小さな草花にはどこよりも早く春がやってきます。

そしてあちこちの生き物達へと小さな春が訪れて行き、気がづけば辺り一面春の景色へと移り変わってゆきます。
春の訪れが確実にやってくるように、僕らの支援が例え小さなものであっても、続けることで、いずれ目を見張るような復旧に、そして復興へと繋がって行くことを願って、頑張りましょう。
　
　
*　*　*　*　*　*　*　*　*　お　知　ら　せ　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*

Cafe Rue de Vin　（カフェ・リュードヴァン）
土曜・日曜のみ営業
AM10：00～PM5：00
〒389-0506　長野県東御市祢津405
Tel : 0268-71-5973
　
リュードヴァンの所在地は、地図検索サイトNAVITIMEでも表示されます。
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㈱リュードヴァン
〒389-0506　長野県東御市祢津405
Tel : 0268-71-5973　Fax：0268-71-5983
e-mail : info@ruedevin.jp
　
リュードヴァンから見る烏帽子岳　

　　
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