仕込みシーズンもそろそろ終盤です。
週末にカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫と仕込みを行いました。
カベルネ・ソーヴィニヨンは今年ようやくまとまった収量が見込めるようになり、先行しているメルロと共にボルドーの偉大な品種をアッサンブラージュできる日がやってくると思うと、楽しみでなりません。
それら収穫・仕込み作業の模様をお伝えする前に、一つお知らせがございます。
先日、NHK おはよう日本 の収録がありました。
放送は
11月3日(木) 文化の日
AM7:00~7:55
阿部陽子アナウンサーがリポート
晴天が続く今日この頃、この日に限ってあいにくの小雨。
山々を望むパノラマを見て頂けないのが残念ですが、前日に収穫したカベルネ・ソーヴィニヨンの仕込み作業を撮影して頂きました。
7:30頃からの特集で山梨、長野、宮崎から4つのワイナリーが紹介されるそうですから出演時間はごく短いものだと思いますが、是非ご覧ください。
そして、これがCabernet Sauvignon
小ぶりで粒のバラけた房。
来年からはワイナリーの隣りに植えた区画と共に収量も倍増してくれると嬉しいです。
今回収穫した区画はワイナリーから4km程離れた少々標高の低い地点に存在します。
収穫作業は地元の方々を中心にこじんまりと行いました。
日没まであとわずか、秋の短い日に何とか予定通り終えることができました。
お手伝いくださった皆様、ありがとうございました。
収量はまだまだメルロの四分の一程度。
そして仕込みは翌日、先ほどのNHK取材の当日。
順調に作業も進み、あとは醗酵を待つのみ。
慎重に丁寧にカベルネ・ソーヴィニヨンの個性を引き出し、メルロとのバランスを見極めて、いずれカベルネ・フランの繊細さをプラスしようか?それともプティ・ベルドの際立つアロマをアクセントに入れようか?・・・などと空想を広げていると楽しみがつきません。
そして、取材の翌日は、メルロのプレス作業。
醗酵が静まり、CO2で浮きあがっていた果皮も沈み
液を抜き、果皮をかき出し、
プレス機へと投入します。
流れ落ちる液体からは立派にワインとして、赤い果実の香りが広がります。
アルコールと華やかな香りに包まれての作業は、醗酵後にプレスを行う赤ワインならでは。
そしてプレスが終わればカスをだします。
このプレス機を使っての作業も今年は今回で最後。
隅々まで清掃します。量の少ないカベルネには小型のバスケットプレス機を使用します。
遅くまでの作業、ご苦労様です。
プレスされ、いったんステンレスのタンクへ運ばれたキュヴェはこの後、フレンチオークの小樽に移し替えられ瓶詰めの時を待ちます。
葡萄は大地の恵みをその実に蓄え、酵母によって生まれ変わり、やがて樽や瓶の中で時の力を借りて熟成しやがてワインへと昇華します。
醗酵だけならば自然におきる現象ですが、そこに長い年月をかけてたゆまぬ努力を重ねて人が自然と共に導きだしたこたえがワインなのです。
ここにある全てのキュヴェがこれから熟成を経てワインとなり、誰にどのようなテーブルで幸せと喜びを与えてくれるのであろうか。
そう思えるだけで造り手として幸せであり、また、この思いは自らをワイン造りに動かす原動力でもあるのです。
NHKの取材の時にサラリーマン時代やワインメーカーでの修行時代の写真の提供を求められました。
振り返ってみてこの世界へ入った13年前ははたしてどんな気持ちで有っただろうか?
今、リュードヴァンのスタッフや応援して下さる皆様とのこの世界は、13年前からの変わらぬ思いの延長で有ることを改めて確認できました。
そしてまた、自らのワイナリーで仕事が出来るようになってもまだ、その思いの果ては遥か先、未来で有ることも同時に実感するところなのです。
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